人生の“新しいコース”を走るために

車を運転する男性

15年ぶりの同窓会

正直、ちょっと楽しみにしてた。
地元の居酒屋にあのメンツが集まるって聞いたら、予定なんて即キャンセルでしょ。

行ってみたら案の定、乾杯からのスピードがすごい。
ビール2杯目にはもう、誰かの黒歴史で爆笑してる。
うわ、全然変わってないなあって思ったし、
変わったけど、それも含めて面白いなって思えた。

で、3杯目あたりでふいに言われたんだよね。
港区なんだ?さすが出世組だな〜って。
その場では笑って返したけど、どこか引っかかった。

港区は好き。でも、それってすごいこと?

いや、港区は普通に気に入ってる。
うまい店も多いし、職場からも近い。
僕にとっては住みやすい場所ってだけなんだけど、人によってはそうじゃないらしい。
港区に住んでる=勝ち組っていうノリ、実際あるんだなってちょっと驚いた。

で、帰り道にふと思った。
僕が今大事にしてるのって、場所とか肩書きとかじゃないな、って。
それよりも、誰と飲むか、何を語るか、どう時間を過ごすかの方がずっと大事になってる。

昔の僕と、今の僕

中学の頃の僕は、とにかく目立ちたがりだった。
委員長とかリーダー役もよくやってたし、周りにどう見られてるかばかり気にしてたと思う。

でも今は、別に前に出なくてもいいし、無理して背伸びする必要も感じてない。
自分のペースで、自分の機嫌で人と関わるのが心地いい。

たぶん、あのひと言に引っかかったのも、
「すごい」っていうラベルに、自分があんまり興味を持てなくなってたからなんだと思う。

帰りに寄った、行きつけのバーで

同窓会の帰り道、ちょっと寄り道して、
いつものバーに顔を出した。
知ってる顔のマスターがおかえりって言ってくれて、なんかホッとした。

カウンターでハイボールを飲みながら、
さっきの会話をぼんやり思い返す。
楽しかったし、懐かしかったけど、それだけじゃなかった。

変わったねって言われた人もいたけど、
それはたぶん悪い意味じゃない。
むしろ、ちゃんと変われてることを、僕は嬉しく思えた。

人生の「新しいコース」を走る

同窓会って、行く前はちょっと面倒で、
行ってみたら意外と楽しくて、
帰り道にはなんかいろいろ考えてる——そんな場所だ。
たまにはいいよね、そういうのも。

僕にとって、そんなふうに付き合ってきた愛車もそんな感じ。
乗ってきた年数も、過ごした時間も、ただの移動手段じゃなかったからこそ、
別れるときは、パーティーの後みたいに気持ちよく終わらせたいと思ってる。

思い出が詰まった車だからこそ、
最後も自分らしく手放したい。
そんなときは、ちゃんと価値をわかってくれる相手に託したいと思う。

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